交際から結婚までの期間の平均は?スピード婚のメリットや失敗しないコツも紹介
「この人と結婚したい!」そんな人と出会えて、一緒の時間を過ごせることは本当に幸せなことです。でも、周りのカップルってどれくらいで結婚しているのだろう?結婚を急ぎすぎて失敗したらどうしよう......そんなことも考えてしまいますよね。今回は、一般的なカップルの交際期間と、スピード婚のメリット・デメリットを合わせてご紹介します。
目次
交際から結婚までの平均・目安期間
交際から結婚までの平均期間は1年から2年
年齢によっても傾向は変わる
の先の人生に関わってくる「結婚」を1年で決めてしまって大丈夫?と感じる方もいるかもしれません。実は、結婚までの平均交際期間は、1年から2年未満がもっとも多く約25%を占めています。カップルの4組に1組は1年から2年をめどに結婚を決断しているのです。
また、全体の傾向として、まだ若い20代は将来を描くために交際期間が長めに、30代以降は早く結婚して家庭を持つことが目的になるので交際期間が短くなるといわれています。
お互いをきちんと理解したいなら3年
相手の内面もしっかり見えてくる
交際を3年間続けていると、お互いのことはかなり深いレベルでわかってきます。相手の性格や人柄はもちろんですが、職業や収入がどれくらいなのか、これからのキャリアをどう考えているのか。家族の構成やそれぞれの関係性はどうなっているのかなど、パーソナルな部分まで理解ができるようになります。
また、3年の交際になると両親や友人からも2人の交際について理解を得られていることが多く、周囲からのバックアップを受けやすいのも魅力です。
ある程度の信頼関係を築きたいなら2年
価値観の変化にも対応できるか
相手との信頼関係を意識する場合、2年程度の交際期間があるといいでしょう。理由として、1年目はすべての出来事が新鮮に感じられますが、2年目になるとそれまでとは違う目線で相手と向き合えるからといわれています。
特に20代のカップルであれば、社会経験もまだまだ浅く、価値観や仕事への考え方なども大きく変わることがあり得ます。そんなときに短い交際期間で結婚すると「思っていたイメージと違った」なんてことになりかねません。
多くのカップルが結婚を意識する1年
ひと通りのイベントが体験できる
1年の交際期間には色々なイベントがあります。バレンタイン、クリスマスや夏の花火大会。四季の移り変わりのなかで感じる相手の人柄や、表情を見ているうちに「この人をもっと一緒に過ごしたい」という気持ちが自然と生まれてくるものです。
また、プロポーズのタイミングとして、2人が交際をはじめた日や、誕生日など特別な日を選ぶ人が多い傾向にあります。1年という大きな節目は、プロポーズするにもいいタイミングでもあるでしょう。
お互いに結婚願望が強いなら半年
短いように感じるけれど
交際期間半年での婚約、入籍まで進めるのは早いように感じるかもしれません。しかし、交際期間から半年もあれば、相手の人柄や家族構成、恋愛観など、これからの生活を考えるのに気になる情報を知るには十分な時間です。
婚活をしている2人や、30代で結婚を強く意識している人など、お互いの意思が明確であれば、結婚を見据えた行動をしながら交際していけるので、短いと感じる交際期間でも順調に結婚生活を送っているカップルがたくさんいます。
フィーリングを強く感じるなら3ヵ月未満
恋人感覚を忘れないうちに
いわゆる「スピード婚」とよばれるのが、この交際3か月未満での結婚です。この期間で結婚を決めるカップルは、結婚を決めるにあたって交際期間を重視していない傾向です。具体的には、なるべく早く結婚したいと考えている30代の方や、そもそも恋愛においてはフィーリングを重視している方など様々です。
お互いに「この人だ!」という直感が働くことも多く、恋人関係そのままの気持ちで夫婦生活をはじめられるのはスピード婚ならではでしょう。
短い交際期間で結婚するメリット
タイミングを逃さずに済む
人の関係は変わり続けるもの
交際期間が長くなるとお互いの関係性にも変化が生じてしまうもの。特に20代は仕事や友人など周囲の環境が変わりやすい時期です。男性の場合、遠方への転勤が決まったり、部署が異動になったり仕事の質なども変化していくことがあります。毎日の仕事に追われながら過ごしているとあっという間に月日は流れてしまいます。
お互いの環境が変わらないうちに結婚をして足場を固めるというのも、結婚生活をうまく進めていくための一つのポイントです。
恋人のような夫婦生活が長く楽しめる
新鮮な気持ちを逃さない
交際期間が短いと、お互いのことを完璧に知っているとはいえません。そのため、結婚後に知らなかったお互いの姿を発見して感動することがあるかもしれません。そのような気づきを楽しみながら夫婦生活をはじめられるのは大きなメリットです。
さらに、新生活への準備や、将来のライフプランについての話し合いなど、ケンカの原因になりそうなことをデート感覚で楽しみながら進められます。お互いにフレッシュな気持ちならではといえるでしょう。
子どもを授かれるチャンスが多い
年齢によってはシビアな条件に
短い交際期間で結婚を決める女性の意見として「子どもを授かりたい」と考えている方が多くあります。やはり、子どもを授かりたいと考える女性にとっては、年齢的な制約は避けられない問題です。
「子どもが2人欲しいから○○歳までには絶対結婚したい」そのような人生設計をしている方にとっては、結婚は早ければ早いほど子どもを授かるチャンスが増えます。結婚を意識できる相手であれば、タイミングを逃さず進めていきたいものです。
短い交際期間で結婚するデメリット
相手のことをあまり理解できていない
フィーリングも大切だけど
短い交際期間では、お互いのフィーリング重視、ある意味では勢いで結婚を決めてしまいます。最初のうちはそれで十分楽しいと感じますが、結婚というのは2人によるリアルな生活です。デートしているだけでは分からなかったお互いの価値観に気づくこともあるでしょう。
お互いの生活スタイルが合わない、収入はあるけど出費もルーズすぎる。人生設計や金銭感覚でズレが生じている。結婚してから気づいてしまうと、生活は苦しいものになるでしょう。
相手親族や友人との関係が薄い
円滑な人間関係が築けないことも
結婚は2人のものといいますが、残念ながら結婚をきっかけにお互いに家同士のお付き合いが始まります。相手の両親にはじまり、兄弟姉妹、親戚と良好な関係性を作らなければなりません。結婚生活を円満に進めるどうしても避けられないポイントです。
また、お互いの友人関係について理解していないのもトラブルの原因。相手の友人に疑いの目を向けたり、慣れない関係に疲れてしまったり、相手に言えない悩みを抱えてしまうかもしれません。
離婚率が高くなる
全員に当てはまるわけじゃない
残念ながら、3年以上の交際期間よりも1年未満の交際期間で婚約すると離婚率が高いというデータがあります。一般的に、離婚率と交際期間の関係は反比例といわれており、交際期間が短ければ短いほど離婚率は上がってしまいます。
とはいえ、長い期間交際すればいいものでもありません。マンネリで早くから関係性が悪化し、離婚につながるケースもあります。データがあるといって「交際期間が短いと離婚する」とイコールで考えないことも大切です。
結婚までの期間が短くても失敗しないポイント
お互いの素性を確認しておく
短い期間だからこそしっかりと
スピード婚を成功させるコツは、相互理解を意識して進めることにあります。これからの人生をどうしたいのか、会社でのキャリアをどう描いているのか、どんな家庭を築いていきたいのか。聞いてなかった相手の人生設計を知り、戸惑う夫婦は珍しくありません。
目の前に問題が出てくると、お互いに余裕がないので感情的な言い合いになってしまいがちです。そうならないためにも、時間を作ってお互いが納得できるように話し合う必要があります。
旅行に出かけてみる
計画性と対応力がわかる
旅行に必要なスキルや、そのときの対応は結婚に応用できるものがたくさんあります。2人の意見をすり合わせて無理のない計画を立てられるか。旅行先での金銭感覚にズレはないか。トラブルがあったときに相手を思いやれるかどうか。夫婦生活を始める前に、普段のデートではわからない一面をチェックすることができます。
結婚生活は100%自分の思うようには進められません。自分がどこまで妥協できるか、ポイントを探ることもできるでしょう。
理想の家庭像、家族構成などを話し合う
具体的なイメージをしよう
恋人関係ではなかなかイメージできないのが、夫婦生活がはじまった後の姿。とはいえ、明るい未来を描くのは楽しいもの。結婚までに「これからの家族」について話し合うようにしましょう。
どんな家や場所に住みたいか。子どもは何人欲しいか。老後はどうやって過ごしたいか。そんな未来の話や、休日はどうやって過ごすか。2人で一緒にしたいことなど、結婚後すぐの話まで。自分と相手の未来を語り合えば、きっと結婚のことが楽しみになるはずです。
まとめ
スピード婚を成功させるためには勢いも大切ですが、ときには冷静になるタイミングを作ることも大切です。相手に過度な期待をしていないか、2人で将来のことを話し合えているかどうか確認するようにしましょう。結婚生活を成功させるためにもお互いが「人」として尊重しあえる関係を構築することが大切です。お互いの違いを認め合い、歩み寄る努力を忘れないようにしましょう。